【S12最終29位】マルグラ軸

S12シングル 最終29位の構築

こんにちは、みなさんお初になると思いますが、ガブルと申します。

今回、初めてランクマ2桁を達成しましたので、構築記事を載せようと思います。自分自身今まで他者の構築記事を参考とさせて頂きましたので、自分も書く側に来るとなると感慨深いものです。我ながらかなり異質の構築になっているかと思いますが、結果を残せたこと、好きなポケモンで勝つ事ができるんだということを伝えられたらいいなと思っています。

 

【構築経緯】

まず第一に好きなポケモンを使って勝ちたい気持ちが前提だった。しかし、種族値上厳しく、上位のポケモン達には勝てないことが多いのが殆ど。その中でも、グライオンは過去の栄光もあり、弱い訳ないと思えたんですよね。好きなグライオンを使って勝ちたい、そこから構築を作り始めた。グライオンを軸にするに当たり、S11最終82位のA0さんの構築を参考にさせて頂いている。そちらの構築記事も見て頂けるといいかなと思う。グライオンカイリュー・イーユイ・マリルリはそのまま採用。残り2体を自分なりにアレンジしている。1体目はどくびし要因で自分の好きなポケモンであるマルノームを採用。2体目は受け崩しのため、あくウーラオスを採用。特にマルノームはマイナーとは思えないほど大きな活躍をしてくれたので、個別解説で述べていく。

【個別解説】

6体中4体はA0さんの構築記事を参考にしているので、詳しくはそちらの構築記事をみるとより詳しい内容がわかると思う。引用元は最後に載せておく。代わりに少し生意気だが、使用した際の個人的感想を述べていく。マルノーム・あくウーラオスは自分で考えた育成論なので、個別解説もしっかり述べていく。

 

グライオン@どくどくだま

テラスタイプ:はがね

特性:ポイズンヒール

性格:わんぱく

177(212)-116(4)-167(52)-*-117(172)-124(68)

技構成:どくどく まもる みがわり じしん

H   8n+1(ポイズンヒール意識)

HB 204カイリューの+1テラスしんそく

   ポイズンヒール込みで2耐え

HD テラス後205ハバタクカミの+1テラス

   ムーンフォースポイズンヒール2回込み

   で2耐え(99.61%)

S   準速キノガッサ+2

◯構築の軸となるポケモン

※A0さんの構築記事を参考にした。

グライオンを使ってみて、やはりターン数がシビアであることを実感した。どくどくしてからのまもる・みがわりでは、パルデアのインフレにHPがついていけてなかった。このため、どくびしによる起点作成でターン数を削ることの必要性を重々に感じることができた。一方、環境さえ整えば、まもる・みがわりのみで勝つことができたため、強いポケモンであることに間違いはなかった。また、まもるのタイミングで積んでくる相手も上位勢ではいたので、相手の選択を読んで、勝負をしかけられるところもグライオンを使っていて、楽しかった(練度は必要)。テラスタイプははがねタイプにしていたが、ガチグマのハイパーボイスを半減に抑えられること、パオジアン対面時、水テラス読みで電気テラバーストをしてくる相手にも耐えることができていたため、使用感としても良かった。ただし、どくどく状態になる前にテラスを切らないように気をつけなければならないのが玉に瑕(2敗)。

 

マルノーム@イバンのみ

テラスタイプ:くさ

特性:くいしんぼう

性格:わんぱく

207(252)-94(4)-140(196)-83-104(4)-82(52)

技構成:どくびし はたきおとす クリアスモッグ みちづれ

HB    189炎オーガポンテラスツタこんぼう1耐え

   189パオジアンつららおとし2耐え

   200みずウーラオスすいりゅうれんだ2耐え

   197霊獣ランドロスじしん1耐え

HD   205暁ガチグマだいちのちから1耐え(18.25%)

   193テツノツツミハイドロポンプ1耐え

   197イーユイオーバーヒート1耐え(93.75%)

  S   60族+2

グライオンを最強にする起点ポケモン

A0さんの構築記事では、ハリーマンを採用していましたが、自分の好きなポケモンを使うというコンセプトにあっていなかった。このため、どくびしを覚えるポケモンを探してみたところ、マルノームを発見した。耐久指数が防御・特防ともにぼちぼちあり、どくびし・みちづれを覚えることができたため、採用できるのではないかと感じた。決定打となったのは、特性のくいしんぼうとイバンのみの相性がすこぶる良いところに気付けたときである。くいしんぼうの特性上、本来ならHP4分の1以下でのイバンのみ発動が、HP半分以下で発動することが可能となっていた。このため、火力を押し付けてくる相手に対し、どくびしで起点作成しつつ、イバンのみ発動してみちづれで1体削ることができると考えた。イバンのみの弱い点は素早さが999になるだけで、先制技には抗えないことであったため、4分の1以下のHPでは先制技で削りきられる可能性があるのが難しいなと感じていた。しかし、マルノームならHP半分以下でイバンのみを発動できること、相手視点から技選択で残HPから先制技を選択できないこと、結果みちづれで有利な展開を作れる唯一無二のポケモンだと考えたため、採用に至った。実際使用してみると、予想通りどくびし展開後、みちづれで1体持って行く流れを多く創り出し、連勝する事ができた。特にこだわり系統やテラスポケモン、サーフゴーを倒すことができた時は、後の対戦が楽になった。ちょうはつに弱かったことは否めないが、体力を半分削られた段階で1度引き、再度入れ替えした時点でのみちづれ使用という流れも作ることができたため、非常に良かった。テラスタイプはキノガッサのキノコのほうしを受けないためにくさテラス。起点作成ポケモンであるため、ほとんど切ることはなかったが、キノガッサ対面でテラスを切ったときにはしっかり活躍してくれた。はたきおとす、クリアスモッグ(性格とあっていないため、改善の余地あり)というサブウェポンも優秀であったため、この構築の影の立役者であることは間違いないだろう。今回の上位勢でも使用していたのが自分だけであり、とても思い入れの深いポケモンとなった。

 

カイリュー@ゴツゴツメット

テラスタイプ:フェアリー

特性:マルチスケイル

性格:ずぶとい

197(244)-*-144(124)-121(4)-133(100)-105(36)

技構成:エアスラッシュ でんじは アンコール はねやすめ

HB   200ウーラオスのアイススピナーを

  マルチスケイル込みではねやすめの

  回復量以下(93.75%)

HD   205ハバタクカミの+1テラスムーンフォース   をマルチスケイル込みで耐え

 205暁ガチグマのテラスブラッドムーンを

 マルチスケイル込みではねやすめの回復量以下

   S  準速暁ガチグマ+1

グライオンが苦手なポケモンへの引き先

 (主にウーラオス受け)

※A0さんの構築記事を参考にした。

現環境1位にふさわしいスペック。グライオンが苦手な相手をしっかりカバーしてくれた。特に水ウーラオスを適切に処理できたのはこのポケモンのおかげだ。①グライオン対面で相手は必ずすいりゅうれんだを撃つので、カイリューへ引き、ダメージを稼ぐ、②カイリュー対面時、アイススピナーあるいはれいとうパンチ安定のため、フェアリーテラスを切り、HP管理ができた。パンチグローブ水ウーラオスには勝てないが、ふかしのこぶしが発動しないため、グライオンのまもるでどくどくのターンを稼ぐ事ができたため、働きとして十分だった。欲を言えば、しんそくの欲しかった場面があるが、育成論上しょうがなかった。詰めの役割を十分に果たしてくれたポケモンであった。

 

イーユイ@こだわりめがね

テラスタイプ:フェアリー

特性:わざわいのたま

性格:ひかえめ

151(164)-*-107(52)-176(36)-141(4)-152(252)

技構成:かえんほうしゃ あくのはどう テラバースト オーバーヒート 

  H   8n-1(キョジオーン意識)

HB  204カイリューの+1テラスしんそく耐え

  (93.75%) 

       テラス後200水ウーラオスすいりゅうれんだ    耐え

  C  198-121カイリューを悪の波動を

  マルチスケイル込み2発で落とす

HD  200キラフロルのパワージェム耐え(93.75%)

   S  準速(ウーラオス、キラフロル意識)

◯はがねタイプ(特にサーフゴー)への圧力

※A0さんの構築記事を参考にした。

どくどくが効かない相手(はがねタイプ)がいるとき、選出した。火力がやはり凄まじく、有利対面時の強さは格別であった。素早さが少し足りないのは否めなかったが、特にサーフゴーを選出されない圧力を持っていたと思う(あまりサーフゴーを選出されなかった)。選出機会は正直少なかったが選出場面で十分な働きをしてくれた。

 

ウーラオス(いちげき)@きあいのタスキ

テラスタイプ:あく

特性:ふかしのこぶし

性格:いじっぱり

175-200(252)-120-*-81(4)-149(252)

技構成:あんこくきょうだ ふいうち つるぎのまい インファイト

AS  特化  D  あまり

◯受け破壊担当、サーフゴーへの圧力②

どくびし・どくどくを攻撃の軸にしている点から、やはり状態異常を無効にしてくるサーフゴー・キョジオーンに強いポケモンが欲しかった。2体に強く出れるポケモンとして浮かんだのがあくウーラオス。まもるを貫通することができ、嫌って相手が引いてくれば隙をついて、つるぎのまいで全抜きを図ることができた。受け破壊をコンセプトとしてたため、AS特化とし最高打点を狙える技構成とした。サーフゴー@こだわりスカーフのゴールドラッシュで倒される可能性があったことから、きあいのタスキを持たせ、対面勝てるように意識した。テラスタイプは受け破壊というコンセプト上、あくテラス。選出する時はステルスロックが予測された際は先発、それ以外では2,3番手で選出した。

 

マリルリ@ふうせん

テラスタイプ:はがね

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

183(60)-112(252)-101(4)-*-101(4)-94(188)

技構成:じゃれつく アクアジェット はたきおとす はらだいこ

  H   8n-1(ガブリアス意識)

  A   特化

HB  182ガブリアスアイアンヘッド+じしん耐え              (96.1%)

S     無振りチオンジェン+4

ガブリアスグライオン専用。

※A0さんの構築記事を参考にした。

ガブリアス対面時、選出する事があったがはらだいこ後のカイリューしんそくを耐えられないところが残念に感じられた。はらだいこを押す以上全抜きの浪漫を求めてしまうが、現実的に難しい事を実感した。しかし、ガブリアスには対面勝つことができていたため、最低限の働きはできていた。自身の技量が上がればもう少し活躍できていたであろうポケモンではあった。

引用元)

https://a0tter418.hatenablog.com/entry/2023/11/03

【選出】

◯基本選出

マルノーム+グライオン+カイリュー

◯サーフゴーのいる構築

・イーユイ@2

◯キョジオーン、受けループ構築

・あくウーラオス@2

ガブリアスグライオンのいる構築

マリルリ@2

主に上記の4つの選出で考えていたが、やはり基本選出から逸脱すると負けてしまう事が多かった(自身の練度の問題あり)。このため、最終日はどのような構築が相手でも基本選出で臨んだ。運も絡んでいただろうが、結果的には勝ち越すことができたため、良かった。

【重い相手】

◯技構成にちょうはつがあるポケモン

マルノームがどくびし展開をさせてもらえない

◯サーフゴー

→ひこうテラスだと基本選出ではまず勝てない

◯パンチグローブみずウーラオス

ゴツゴツメットのダメージが入らず、倒しきることができない

【終わりに】

今回、グライオンを活躍させたいという思いから、対戦に潜ったが、そこでマルノームという自身オリジナルのポケモンを発掘できた事は、自身にとってかけがえのない経験となった。キタカミ環境ならではの構築でもあり、満足の行く結果であった。元々最終4桁にもなれなかった自分が最終2桁になれたことに自信もついたし、ポケモン対戦を楽しむことができた。構築の際、参考にさせて頂いたA0さんにはこの場で感謝を申し上げたい。次シーズンでは対面構築で頑張ってみようかなと思う。勿論好きなポケモンでです笑。

 

PS:レンタルチーム公開します。

   グライオンマルノーム好きはどうぞ。